仙台都市圏広域行政推進協議会

この協議会は、仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、富谷市、亘理町、山元町、松島町、七ヶ浜町、利府町、大和町、大郷町、大衡村で構成されています。

協議会会長あいさつ

 創造的復興の中から新たな魅力・活力を生み出し、世界へ発信する仙台都市圏へ

 仙台都市圏は、東北地方にあって、長い歴史によって培われてきた地域です。遠見塚や雷神山などの東北屈指の古墳が見られるほか、8世紀奈良時代には、太宰府と並ぶ国府が多賀城に置かれるなど、早くから東北地方の政治・経済・文化の中心としての役割を果たしてきました。

 特に1600年、奥州の雄・伊達政宗公が仙台を居城と定めて仙台藩が成立後、領内各地に城下町、門前町、宿場町、港町などが形づくられ、地域的な結びつきも明確となりました。現在の仙台都市圏の圏域は昭和52年(1977年)に決定されたわけですが、現在、人口150万人を超える全国有数の都市圏になるとともに、宮城県のみならず東北地方における中枢都市圏、東北における海外に開かれたグローバルゲートとしての役割を担っています。

 本圏域には、仙台城跡、多賀城跡などの史跡や寺社、更には奥の細道や様々な歌枕に関わる文化財など、歴史的な資産・資源が数多くあります。また、松島や浦戸などの海浜・島々の景勝地をはじめとして、船形山・七ツ森等の山々、阿武隈川や名取川、吉田川に代表される河川など、多種多様な自然があります。それらがもたらす山海の新鮮な産物と合わせて、大都市圏でありながら、自然や食にも恵まれた地域であると言えましょう。

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災から10年以上が経過し、安全な住まいを確保するための集団移転や災害公営住宅の整備、津波に対する多重防御機能をもたせるかさ上げ道路や津波避難施設の整備など、インフラの整備や災害に強いまちづくりは概ね完了しました。一方で、被災者の心のケアや地域コミュニティの再生などの取組みは今もなお必要であり、被災者に寄り添った支援を続けてまいります。

 現在、令和4年2月に策定した第六次仙台都市圏広域行政計画をもとに、14市町村が協力・連携して「強みを生かして魅力を高め、国内外の多くの人を惹きつける活力ある仙台都市圏」を目指し、東北の中枢都市圏として東北・宮城の成長を牽引していくとともに、住民にとって魅力的な暮らしの場となるよう、地域の様々な資源・資産を活用しながら、地域経済の活性化や持続可能な都市経営を行うための取組みを進めてまいります。

 是非、多くの方が私たちの地域を訪れ、復興を梃子にしたさらなる発展に向けた取り組みについて応援をいただきますとともに、この仙台都市圏の自然や食などの魅力を多いに満喫していただければと思います。

仙台都市圏広域行政推進協議会
会 長  郡  和 子

 

協議会の紹介

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